奈良で、かき氷三昧。
私はお腹が弱くて、夏の暑い時期でもあまり冷たいものを取らないようにしています。
そんな私なのですが、先日久し振りにかき氷を食べてみたところ、子供の頃によく食べていたようなものとは食感が全く違っていたのです。
まさに、目から鱗。
そこで、前から気になっていた「奈良かき氷ガイド」を参考に、かき氷をいくつか食べに行ってみました。
穀雨
もちいどのセンター街「きらっ都・奈良」1階にある「穀雨」。中華粥がメインのお店ですが、9月までかき氷を提供しています。
私が頼んだのは「いちご」。奈良県産の苺「あきひめ」のシロップは透明で控えめな外見ですが、香りがとても豊かですっきり甘いのです。匙を差し入れた瞬間、ふんわりした氷は触れた感覚がないのに匙の上にありました。口に含んだ瞬間にとけて、苺のやわらかな甘さが口内に広がります。とてもやさしい冷たさでした。食べ進めると中から苺のコンポートが現れ、ふわふわな氷と見事になじんで食感が変わります。
このかき氷に出会って、私のかき氷に対するイメージは完全に書き換えられました。
かき氷メニューは他に、千鳥酢を使用した「梅サワー」や、黒米とココナッツミルクの甘くて冷たいお粥にふわふわ氷をたっぷりかけた「氷粥」もあります。
お粥もおいしかったですし、他のメニューもとても気になります。また行きます!
参考:穀雨 Facebook
大和のキッチン
すみません、ここだけはもう提供が終了しています。
なら燈花会の期間中だけ、奈良県庁前に限定で出店していた「大和のキッチン」のかき氷「ぶどう」です。大きな果肉がどんと乗っていて、氷を覆うエスプーマのソースやシロップもぶどうの風味豊かでした。氷の食感はしゃくしゃくとしていて冷たく、友人と2人で分けて食べたのですがそれで充分涼めました。
来年もきっと出店されると思います。なら燈花会では県庁前の庭でも灯がたくさん並べられてきれいでした。車椅子で行きやすいのでおすすめです。
ちなみに、「大和のキッチン」は毎週月・木曜日、県庁前にキッチンカーを出してお弁当を販売しているそうです。他にも奈良のあちこちに出張されています。
クラブツーリズム 奈良旅行センター
近鉄奈良駅ビル5階の「クラブツーリズム奈良旅行センター」にはカフェが併設されていて、10月中旬までかき氷を提供しています。
若草山を望む窓際の席で、ミニサイズのかき氷「抹茶」を頂きました。ここの氷はしゃくしゃくとした食感です。バニラアイスが乗っていてひんやり感が強めなので、ミニサイズでも充分涼めました。
若草山と駅前の大通りを眺めながらゆったりとすごせます。道路の各車線に描かれた、鹿に注意を促す絵もばっちり見えます。
駅ビルの上階なのでバリアフリーですが、入口のドアは開き戸なので、店員さんが開けてくださいました。なお、窓際の席があるスペースは講習会やイベントにも使われるそうで、その時は他の席を利用することになります。
ベビーフェイス
東向き商店街の「ベビーフェイス東向店」では、10月までかき氷を提供しています。
私が注文したのは「タピオカ入りマンゴー杏仁」です。マンゴーとやわらかなクリーム杏仁がたっぷりで、食感の違いが楽しいです。自家製のシロップもマンゴー感が濃縮されています。氷はかなりひんやりしているので、ドリンクバー(同行の友人に運んでもらいました)のフレーバーティーと共に頂きました。種類が豊富です。スイートポテトティーというのがあったので試してみたのですが、香ばしくておいしかったですよ。
こちらは友人が注文した「特製白くま」。こちらのシロップも自家製とのことで、一口もらいましたがしっかりと甘くて粒あんとよくなじんでおいしかったです。
店頭に5cm程度の段差があり、友人に少し押してもらいました。店内は段差のないスペースがあるので、そのまま入ることができます。
参考:ベビーフェイスプラネッツ 東向店 - 近鉄奈良/カフェ [食べログ]
平宗 法隆寺店
法隆寺の門前にある「平宗法隆寺店」では、通年でかき氷を提供しています。
「あったかいかき氷」があると聞いて、どうしても食べたくてバスで行ってきました。
この日注文できたのは「さつまいも」です。さつまいものあんに温かい葛湯を足して好みのやわらかさにのばし、匙に取ってから氷を掬います。
ふわふわの氷と温かなあんが口内で混ざり合い、氷がとけた後にさつまいもと黒ゴマの風味が残ります。何とも不思議な食感です、そしておいしい。この日はひとりでしたが、誰かとこの感動を分かち合いたくてたまりませんでした。年中食べられますから、ぜひ一度は召し上がっていただきたい!
店内は冷房が効いていましたが、このかき氷はお腹を冷やしすぎることなく完食できました。氷の下に牛乳が入っているので、苦手な方はご注意ください。
ちなみに私は万が一お腹が冷えた時のことを考えて柿の葉寿司を2つ頼んでいたのですが、穴子の柿の葉寿司が非常においしかったので、そちらもまた食べたいです。
あったかいかき氷は他に「かぼちゃ」もあります。
店頭に5cm程度の段差があってちょっともたついていたら、出てきたお客さんが声をかけてくださったので、お言葉に甘えて押していただきました。ありがたいことです。
参考:柿の葉ずし総本家平宗(公式サイトトップページ)
参考:柿の葉ずし 平宗 法隆寺店 (ひらそう) - 法隆寺/寿司 [食べログ]
今年は私にとって、かき氷元年となりました。
まだまだ他にもたくさん、食べに行きたいかき氷があります。
台湾茶を何度か頂きに行っているおちゃのこさん(以前の記事:近鉄奈良駅ちかくのカフェ「おちゃのこ」、再訪。)のかき氷も通年提供なので、涼しくなってシーズンが終息した頃に行ってみます。
西大寺の「あみかふぇ」で、やさしいランチ。
西大寺にある「あんしんごはんレストランカフェ あみかふぇ」。ランチを予約して、友人と2人で7月の終わりに行ってきました。土曜日の開店と同時に店内へ入ると、ほとんどが予約席となっていて、人気がうかがえます。
看板のメニューにそそられます。
駐車場には車いすスペースが、店頭の段差にはスロープがあります。
入口を入ったところ。手前の椅子を店員さんがどけてくださり、奥へと進みました。一番手前の席を用意していただけたので、車椅子のまま入りやすかったです。お気遣いありがとうございます!
私が注文したのは「Amiランチ」。
こちらはこの日の前菜。
手前から時計回りに、冬瓜の海老ミンチあん(噛む必要のないくらい柔らかな冬瓜に海老の香り豊かなあんがよくからみます)、スクランブルエッグのせポテトサラダ(ふわふわ玉子となめらかなポテトが口内でとろけます)、塩麹入り香辛料に漬け込んだ洋食屋風タンドリーチキン(しっかりと味が染み込んでいました)、いかと茄子のスイートチリソース和え(かなりピリリとしておいしかったです)、自家製甘酒ドレッシングでいただくサラダ。店員さんから「順に味が濃くなっていくので、冬瓜から(時計回りに)召し上がってください」と勧めていただいたのですが、ほんとにその通りで、ひとつずつ頂いていくと次第に刺激が増えて、口内がメイン料理への準備を始めるようでした。
特筆すべきはですね、サラダにかける自家製甘酒ドレッシングです。
こちらはテーブルの上に最初から置かれていたのですが、このとろりとしたドレッシングをさじで掬って好きなだけ野菜にかける訳です。ほんのり甘くて、やさしい酸味が追いかけてきて、野菜の味をうまく引き立てるドレッシングでした。
サラダの器にレタスがぎゅぎゅっと詰められているので、そーっと引き出しながらドレッシングを加えつつ頂きました。たっぷりめにかけるのがおいしいですよ。
この日のメインは国産豚ロースのポークジンジャーでした。とてもやわらかく、やさしい甘さを感じました。味噌汁のお味噌や、3種から選べるご飯(小盛・大盛あり)のお米は奈良県産です。
ちなみに、8月のAmiランチは「海老と野菜の天ぷら」がメイン料理だそうですよ。こちらもまたおいしそう! 詳細は上記ホームページのブログからご確認ください。
友人は「野菜農園ランチ」を頼みました。
野菜農園ランチはAmiランチの前菜2種とメインのほかに、室生天然酵母パン、野菜スムージー、季節野菜盛り合わせのバーニャフォンデュと自家製味噌ソース添え、ミネストローネスープ…と野菜盛りだくさん。この写真に加えて、メイン料理が付くのです。友人曰く「一日分の野菜を摂った気がする」とのことでした。確かに!
いずれも食後にデザートが付き、ドリンクをプラスできます。
この日のデザートはふわふわのシフォンケーキ。コーヒーも飲みやすくておいしかったです。
他にも「自家製野菜カレー」や「野菜の重ね煮入りオムライス」など気になるメニューがいろいろあります。ぜひまた来よう! と思いました。
店内では弁当やデリ、パンやケーキの販売もあって、テーブルの小鉢に入った自家製甘酒ドレッシングも購入できます。
店内のトイレは車椅子で入れる広さなので、ベビーカーのお子さん連れでも大丈夫でしょうね。ただ、引き戸を外で開閉するときに車椅子から手が届きにくかったので、友人の手を借りました。
手の力が少々弱くても、使いやすい文房具。
以前よりも手の力が弱くなっている、と感じることが増えました。
強く握る、しっかりと持つ、つまむ、手を開く。
そういった動きが、鈍くなっています。
今回は、そんな私でも使いやすいと感じた文房具についての話です。
まずは、修正テープ。
手前から「MONO PGX」、「MONO ergo」、「MONO AIR(モノエアー)」
「トンボ鉛筆」から発売されている修正テープ3種は、それぞれに使いやすい特徴があります。
2010年発売の「MONO PGX」は細長いデザインです。指に触れる面積が増え、安定して持つことができます。
私は「つまむ」動作が苦手になっているのですが、これは人差し指の根元と親指、中指の3点で支えればしっかりと持たなくてもテープが引けるので、あまり力が要りません。
2013年発売の「MONO ergo」は人間工学(エルゴノミクス)に基づく「だれでも最適な持ち方と角度で使用できる」デザインです。手の中に握りこむようにして持てる平たい形で、とても安定します。
商品ページを見ると、本来は親指と人差し指で挟むようにして持つみたいですね。
私は人差し指の力がちょっと弱いので、写真のように人差し指を浮かせて親指と中指で本体を挟んでいます。そうすることで、包み込んで安定させられました。
今年6月に発売された「MONO AIR(モノエアー)」は、この中では最もコンパクトです。ホームページによると、「テープ走行をコントロールする機構を内蔵」することで、引く力を同社従来品よりも「使い始め(テープ10m時)で61%軽減、残量2m時で58%軽減」しています。
カタチは一般的な商品と同じなのですが、驚くほどに軽く引けるので、しっかり握る必要がありません。いやほんと、びっくりしますよこの軽さ。お店で買ったとき見本が置いてあったんですが、試してみた瞬間に「なんじゃこりゃ!」って思いました。あと、吸い付くようにテープが引ける感触で、失敗しなさそうです。
続いて、リングファイル。
通常、リングファイルは金具を開くのにかなり力を使いますが、今年2月に発売された「リヒトラブ」の「noie-style リングファイル〈ツイストリング〉」は、「金具が片手で軽~く開く」が謳い文句です。
リングを軽くひねるだけで開くほか、付属のオープナーを少しスライドさせることでも開けられます。これが本当に楽なのです!
閉じるときも軽くリングをつまむだけで閉じられます。
参考:製品情報-noie-style リングファイル<ツイストリング>|リヒトラブ
最後に、携帯はさみ。
ペンケースやポーチ、かばんのポケットに入れて持ち運べるコンパクトな携帯はさみ。いろいろと発売されていますが、私がとても使いやすいと思ったのは、昨年11月に発売された「プラス」の「フィットカットカーブ ツイッギー」です。
シリーズ累計1000万本以上売れたというはさみ、「フィットカットカーブ」。
その「最適な刃の開き角度を常に一定に保つ」という安定した切れ味をそのままに、スリムなスティック状になっています。
私が気に入っているところは、刃先を収納したキャップを取ってハンドルのロックを外し、ものを切り、ロックをかけてキャップをはめるまで、すべて片手で操作できるところです。つまり、切りたいものを左手に持ったまま、かばんからはさみを出して切ってかばんに戻すことができる訳です。すばらしい。
刃渡りが長いと切りやすいですが、その分ハンドルの開きが大きくなりがちです。ところが、これは親指側のハンドルが短いため指を開く幅が小さくて済むので、開く力が弱くても充分に扱えるのです。
私はこれをかばんに常備しています。
参考:プラス株式会社ステーショナリーカンパニー / PLUS Stationery / フィットカットカーブ 携帯はさみ ツイッギー
進化した文房具は、手の力が少々弱くてもとても便利に使えました。
ありがたいことですね。
新大宮で、フレンチスフレオムレツとパンケーキ。
近鉄新大宮駅からすぐ、線路沿いにある一軒家カフェ「ラ・ポーズの森 カフェ ラ・ポーズ」。
「パンケーキがおいしい」とネットで見て、友人と一緒に行ってみることにしました。
お店に電話して聞いてみると、ベビーカーや車椅子でも入りやすい店内とのこと。安心して向かいました。
メニューを見ていると、「フレンチスフレオムレツ」が目に飛び込んできました。大阪の正統派フレンチレストラン「ル・ヴァンサンク」で約40年オーナーシェフを務めた原氏のプロデュースだそうで、数量限定メニューです。
せっかくなので私はこれを、友人は生ハムのパンケーキを注文しました。ランチタイムだったので、ドリンクが付いてきました。
フレンチスフレオムレツは、玉子2つ分とは思えないボリュームです。卵黄と卵白を分けてから撹拌しているそうで、ふわふわの食感は初めて体験するものでした。中にはとろりとしたチーズ。トマトソースは自家製だそうで、しっかりとトマトの味わいを感じます。
添えられたサラダはドレッシングが控えめで、グレープフルーツが味のアクセントになっていて、おいしかったです。
後日、別の友人を誘ってカフェタイムに行ってきました。私は苺のケーキを、友人はフルーツパンケーキを注文。パンケーキをおすそ分けしてもらったのですが、この生地がまあ口の中でふわりと溶けてしまうのです。
苺のソースがしみ込んだ生地もおいしかったのですが、この食感はぜひプレーンで味わってみたいと思いました。次はプレーンパンケーキを頼みます。
ケーキもおいしかったですよ。
新大宮駅北口から道路を東へ渡ったところにお店はあります。
最初に見える敷地への入口は段差があって上がれませんが、ここを通り過ぎて東側の玄関へ向かいます。
店内まで段差はありません。入口は自動ドアなので、ひとりでも問題なく入れます。椅子は店員さんにお願いしてよけていただきました。
カフェは木々に囲まれていて、落ち着く店内には音楽が流れ、すぐ近くを線路が通っているなんてみじんも感じさせません。
店内にはベビーシートのある多目的トイレもあり、車椅子でも入れます。ただスペース的に車椅子を旋回させることが難しいので、出入りには注意が必要です。
また行きたいです。
車椅子で、ビリヤード。
最近になって知ったことなんですが。
ビリヤードって、車椅子でもプレイできるんですってね。
学生時代、先輩に連れられてビリヤードで遊んでいました。
ちょっとオトナになった気分で、全く上達しない下手なプレイでしたけれど、とても楽しかったことを憶えています。
あれから20年。車椅子でも遊べるんなら久し振りにやってみたいなと思い、前から目をつけていたラウンドワンへ友人と一緒に行ってきました。
近鉄新大宮駅から大宮通を西へ。市役所の手前に、そのラウンドワンはあります。ボーリングがメインですが、アーケードゲームのほかに、ビリヤード台もあります。
ラウンドワンは南側歩道にありますが、大宮通の歩道は北側の方が広くて通行しやすいので、ギリギリまで北側を進みました。
フロントのある3階に、ビリヤード台が置いてあります。台の周りはスペースがゆったりとってあるので、車椅子でも問題なくプレイできます。
さて、私も友人も20年振りに遊ぶとあって、思い出しながらのプレイとなりました。とりあえず確実に記憶にあるナインボールをしてみたのですが、結果的にですね、我々は1時間かけて1ゲームをようやく終えるという体たらく。
手球をまっすぐ撞くのって、こんなに難しかったですかね…?
何度か撞いてみて解ったのですが、座っていると肘の位置が低いので、立ってかがんだ時とはキューさばきが違ってくるんですね。だから、台と並行にキューを突き出すのがとても難しい。ぶれてしまうのです。
今回は最後までうまくさばくことができなかったので、これは今後の課題だなと思いました。
ゲームとしては、友人の勝利。私が入れた的玉はひとつだけでした。でも、その1回がものすごく気持ちよかったんですよね。学生時代も大してうまくはなかったので勝てたことなんてないんですが、当時のことを思い出しました。
座ったままでも、メカニカルブリッジ(手球に手が届かないときに使う長い柄のついた器具)を使えば大抵は何とかなります。
あ、何とかなるとは言いましたが、入るとは言ってませんよ。
20年前に比べると筋力が低下しているので、キューがとても重く感じました。手が震えてしまったり、撞くのに良い態勢を取るための位置に車椅子を思ったようにつけられなかったり、いろいろと練習すべきところがあるので、また行きたいと思います。
たぶん1時間が限度なので(この後かなりの筋肉痛になりました、あまりよくないことなので反省しています)、ちょっとずつ練習しようと思います。