沖縄、美ら海水族館。
杖で歩いていた頃に訪れたことがあるのですが、今回は車椅子で。
友人たちにサポートしてもらえて出来た再訪です。
参考:沖縄美ら海水族館-沖縄の神秘をありのまま-(公式サイト)
美ら海水族館は、海洋博公園の中にあります。水族館最寄りの駐車場は「P7 北ゲート駐車場」です。ここは立体駐車場で、身障者用駐車スペースが9台分あります。
参考:沖縄美ら海水族館 | バリアフリー情報(公式サイト内)
駐車場から建物まで坂を下ります。ジンベエザメのモニュメントがあるゲートが4階にあたります。その先の「海人門」を抜けると、下りのエスカレーターが現れます。正面は海です。エレベーターは、左手にあるレストラン「イノー」横の通路奥にあります。こちらもガラス越しに海が見えます。
3階に水族館入口があります。
参考:沖縄美ら海水族館 | 水族館エリアガイド(公式サイト内、立体的なエリアガイド)
3階の最初にあるタッチプール「イノーの生き物たち」では、ヒトデやナマコなどに触ることができます。車椅子のままでも水槽に手を入れられます。私は長袖でしたので、袖を肘上までまくり上げました。
触って感動したのは、ニセクロナマコです。見ためは黒くてトゲトゲしているのですが、そっと触るととてもふわふわとしていてやわらかいのです。ずっと触れていたくなりました。
次へ進む前に手洗い場があり、左端に車椅子でも利用しやすい手洗いが設置されています。手洗い器の下が空けてあるので、車椅子の足置きが突き当たらず、座ったままで蛇口に手が届きます。
館内はバリアフリーで、各水槽も見やすいと感じました。通路はところどころゆるやかに下っています。
巨大水槽「黒潮の海」へもスロープで下りていきます。巨大水槽の右面にカフェ「オーシャンブルー」があり、座って飲食しながら魚たちを眺めることができます。車椅子で店内の奥へ進むのは難しいかも知れませんが、入口に近い席は周囲のスペースが広く、椅子を動かして車椅子でテーブルにつくことができました。注文はセルフサービスです。私は友人に注文をお願いしました。
時間があればゆっくり過ごすのもいいと思います。目の前で見るジンベエザメやマンタは、迫力が違います。
水槽のすぐ前に座ると視界が狭まるので、突然現れたジンベエザメが悠々と過ぎ去っていきます。
水族館を出てから、隣接する「美ら海プラザ」(総合休憩所、入場無料)を経由して、イルカショーを観るために「オキちゃん劇場」へ向かいました。(ショーの時間は、11:00 / 13:00 / 14:30 / 16:00 / 18:00。18:00は夏期(3月~9月)のみ開催)
ショーの後に水族館内へ戻る場合は、水族館を出るとき手に再入場のスタンプを押してもらいます。
参考:総合休憩所(美ら海プラザ)(海洋博公園公式サイト内)
※上記リンク先の「海洋博公園施設案内マップ」から公園全体の地図(PDF)をダウンロードできます。
オキちゃん劇場までは、水族館から歩いて5分ほどの距離があります。スタッフさんが声をかけてくださり、プールに向かって左側の車椅子用スペースを案内してもらいました。スロープで上がれます。同行者用にパイプ椅子を用意してもらえました。
そのあと水族館へ戻り、ショップに立ち寄りました。ショップは再入場のスタンプなしで入れます。平日の午後でしたが、かなり混雑していました。奥まで進むことはできませんでしたが、手前の移動しやすそうな範囲だけでもいろいろ選んで楽しめました。
清算は各レジ前に並ぶ形式でしたので、出口に最も近いレジを利用しました。
帰りに美ら海プラザを再び通りましたので、ここでトイレを利用しました。
車椅子で入れる個室は女子トイレ内にあり、通常の個室が並ぶ通路を進むのに注意が必要です。個室に入ると向かい側に引き戸がもうひとつ。この個室は隣り合う男子トイレと共有だったのです。扉は電動(ボタン操作)ですので、空室時はどちらかの扉が開いた瞬間にもう一方が施錠されるのでしょうね。
ここのトイレは出入口が2ヶ所あり、奥から外へ直接出ることができます。建物から外へ向かうのにとてもスムーズな動線だと思いました。
美ら海プラザを出ると、来た時に通った海人門へ向かう長いエスカレーターが見えてきます。その右側にエレベーターがあります。1階から4階まで上がることになります。
ゲートを出たあと、駐車場まで坂を上ります。
友人たちのおかげで、一緒に満喫できました。心から感謝します。
ほんとうにありがとう。