車椅子、ときどき杖。

外出には車椅子を使っています。ときどき杖も使います。車椅子で訪れたスポットや、普通に歩いていた頃には気づかなかったいろいろや、便利だと思う道具について。

簡易型電動車椅子、始めました。

電動車椅子の導入について検討し始めたのは、今年の春でした。

業者さんと話して、カタログを見て、試乗させてもらって、主治医に処方箋を書いてもらって、操作テストを受けて、細かい調整(カスタマイズやオプション)を詰めて。

12月中旬に、納品してもらいました。

 

私の電動車椅子は「簡易型電動車椅子」または「軽量型電動車椅子」と呼ばれるもので、一般的な車椅子の後輪が電動になっています。自動と手動に切り替えができ、折りたたむことも可能です。

 

電動車椅子としては軽いので取り扱いやすいということ、手動にすれば細かい動きを漕いで調整できること、もしバッテリーがなくなっても手動に切り替えれば漕いだり介助を頼めること…その辺りを重視して、簡易型を選びました。

 

バッテリーは、ニッケル水素バッテリーです。1回の充電で約15km走行可能とのことですが、坂道の有無や路面の状態によって短くなるそうです。また、気温が低いと減りが速いです。私は予備のためにもうひとつバッテリーを購入しました。

 

依頼したカスタマイズは、下記の通りです。

 

1.操作スティックの位置を手前に近づけるために、右の肘置きを短くしてもらう

→試乗時にスティックが遠く感じたので、近づけてもらえて操作しやすくなりました。

 

2.座面下にポケットを付ける(予備バッテリー収納用)

→予備バッテリーの持ち運び方法として、背面ポケットに入れると重心が後ろに行きすぎて怖いと思い、業者さんの提案で座面下にポケットを増設してもらいました。両開きファスナーで、バッテリーがちょうど入る大きさなので少し出し入れに時間はかかりますが、中でしっかり保持されます。

 

3.杖ホルダーを設置するために、ステッピングバー(段差を超える時など前輪を上げるために介助者が踏む棒)を延長する

→現在調整中です。

 

注文したオプションは、下記の通りです。

 

1.シートのカラー(カタログより選択)

→電動モーターの色に合わせて、薄いブルーを選択しました。

 

2.シートベルト(カタログより選択)

→装着しやすいこと、片手でサッと外せることを重視して、ベルクロのものを選びました。他には車のシートベルトと同様のものや、ウェストポーチ等の留め具によくあるプラスチックのものがありました。

 

3.ヘッドレスト(他メーカー商品)

→現在調整中です。折りたたみに対応している後付けヘッドレストを探してもらっています。

 

しばらく乗って、また印象を綴りたいと思います。