車椅子、ときどき杖。

外出には車椅子を使っています。ときどき杖も使います。車椅子で訪れたスポットや、普通に歩いていた頃には気づかなかったいろいろや、便利だと思う道具について。

MICHIMOで、飛鳥。

 

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飛鳥に行ってみたいけど、車椅子であちこち回れるかなあ?

友人とそう話していて、見つけたのが「MICHIMO」でした。

2人乗りの、とてもコンパクトなレンタル電気自動車です。

確認すると、ステーションで車椅子を預かってもらえるとのこと。

友人が、周辺で車椅子を貸してくれる施設を調べてくれました。

車椅子を置いて、MICHIMOに乗って、ドライブして、ちょっと施設に立ち寄る。

友人と2人で、ばっちりな飛鳥プランを楽しむことになりました。

MICHIMOのレンタル料は、3時間コースで3,000円(税別)です。

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ミニカーのようなかわいらしい車体。車内は前後に座席が並んでいます。後部座席に座るには、足元の中央が盛り上がっているので、またいで乗り込む必要があります。

手でつかめる場所がなかったので、運転席のヘッドレスト下に手ぬぐいを回して結び、それを握って姿勢を安定させました。

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iPad miniを借りて、観光地の説明などを表示させられます。

地図を表示させることもできますが、ナビ機能はありません。

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窓を開放しているので、風がよく通ります。

何たる爽快感!

友人も私も、「これは気持ちいいね!」と何度も口に出してしまいました。

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棚田がとても美しく、カメラを三脚で構える人たちが大勢いました。

私は降りることはできませんでしたが、車窓からでも充分に景色を満喫しました。

 

立ち寄った施設は「飛鳥資料館」。

駐車場のそばにある事務所で、車椅子を借りられます。

友人に押してもらって庭を進むと、亀石や猿石のレプリカがありました。

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そして、「石人像」のレプリカ。

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こちらは当時を再現し、噴水が出るようになっています。女性の口と、男性が口元に持つ盃から、それぞれ水が噴き出しています。

 

正面玄関は階段ですが、右脇のスロープから車椅子で入れます。

1階ロビーには、先ほど庭で見た石人像の実物が置いてあり、すぐ近くで眺められます。

職員さんに声をかければ、車椅子で入れるトイレを借りることもできます。

 

3時間のドライブはあっという間でした。この爽快感はぜひまた楽しみたいです。

1日コース(8,000円・税別)もあるのですが、長時間この座席に座るのはちょっと難しいかも知れないと思うので、次の機会も3時間で楽しみたいと思います。