車椅子、ときどき杖。

外出には車椅子を使っています。ときどき杖も使います。車椅子で訪れたスポットや、普通に歩いていた頃には気づかなかったいろいろや、便利だと思う道具について。

通いたくなる快適空間、天理駅前広場コフフン。

今年の4月に天理駅前広場がリニューアルし、「天理駅前広場コフフン」としてオープンしました。

何だかかわいらしい名前と、テレビで見かけたカフェの雰囲気がよさそうだと思い、行ってきました。最初はひとりで通院帰りに、二度目は友人とランチをしに。

 

近鉄天理駅から改札を出ると、右手に広場が見えます。

f:id:nam_kid:20170602173107j:plain

緑と白のコントラストがきれい。

手前の低い円墳は「テーブルコフン」、頂には大きな丸テーブルがあるそうです。その左奥が「すりばちコフン」、中はすり鉢状にくぼんでいて板が張られ、子供たちの遊具になっています。私は階段を上れませんが、自由に座れるこの階段の雰囲気はいいなあと思いました。

 

カフェは、右奥の建物にあります。

f:id:nam_kid:20170602173822j:plain

「インフォ&ラウンジコフン」。この建物には、観光案内所・カフェ「Parkside Kitchen」・サイクルショップ「Bicycle Color」(米国スポーツバイクメーカーTREK社の自転車の販売・修理・レンタル)が入っています。

正面入口は広場から少し階段を下りた先にあるので、車椅子で建物に入るためには裏側へ回ります。

f:id:nam_kid:20170602174128j:plain

円周にぐるり緩やかな傾斜のスロープを下りて店内に入ると、サイクルショップとカフェのパンコーナーが。

f:id:nam_kid:20170602174752j:plain

f:id:nam_kid:20170602174808j:plain

ちなみにここでおみやげに購入した「天理絹食パン」も、とてもやわらかくておいしかったです。(写真を撮る前に食べてしまったので看板でご紹介)

f:id:nam_kid:20170602175005j:plain

レジの横に、カフェスペースへ向かうスロープがあります。

f:id:nam_kid:20170602175453j:plain

上の写真はスロープを下りてから振り返った様子。

客席には天井から明るい自然光が降り注ぎ、とても開放的な広々とした空間となっています。

f:id:nam_kid:20170602175349j:plain

いろいろなタイプの席があるのも楽しいですね。上の写真の奥にはキッズコーナーがあり、この写真を撮る直前までママさんたちがソファー席でくつろぎながら子供たちを遊ばせていました。

 

一度目にひとりで来訪したときは、パンコーナーで色とりどりの野菜がのったパンとカフェラテを注文&購入し、店員さんにトレイを席まで運んでいただきました。

f:id:nam_kid:20170602175932j:plain

パンは野菜の味がしっかりと感じられておいしかった! ただ野菜をぽろぽろこぼしてしまって、お皿から拾いながら食べました(笑)

 

二度目の来訪では、友人とランチビュッフェをいただきました。

ランチをいただくときの手順は下記の通り。

1.座席を確保する

2.ビュッフェカウンターへ行き、トレイを取り「メインの料理」を選び注文する

3.ビュッフェの総菜を皿に取りながら進む

4.カウンター奥で会計する

5.座席に戻る

f:id:nam_kid:20170603010021j:plain

入ってきたときに使ったスロープの左隣に、ビュッフェカウンターがあります。

「メインの料理」は、肉料理などのほかに「うどん」なども。また、「ご飯」はセットになっていないので、普通の白ご飯が欲しい場合も上記手順の2で注文します。

ビュッフェの総菜が並ぶ前には奥行浅めのカウンターがあるので、車椅子でもそこにトレイを置いてスライドさせながら進むことができます。お店のスタッフさんがついてくださるので、手が届かない総菜は取ってもらいました。また、会計後も席まで運んでもらえました。

f:id:nam_kid:20170603001357j:plain

この日私は「メインの料理」で鶏肉のチーズオーブン焼きとご飯を注文しました。総菜ビュッフェではサラダ(しゃきしゃきでおいしい)、新たまねぎの天ぷら(めちゃくちゃ甘い)、マカロニサラダ、なすのさっぱり煮、玉子焼きを少しずつ。

ここでひとつ。いいですか、メインで注文する肉料理はかなりのボリュームです。

実はこのメイン料理、ビュッフェで総菜を取ったあとレジに着いたときに提供されるんですよね。びっくりしましたよねこのボリューム。総菜を控えめに取っていて良かったと思いました。いやほら…どれもおいしそうだからついいろいろ食べたくなるんですよね…。

ビュッフェにはパンもあったので、次にランチで訪れる時の楽しみにしたいと思います。

ちなみにお水とお茶(水出しの緑茶で、とてもおいしい)はセルフサービスなので友人にお願いしました。

 

「カフェ&ラウンジコフン」の中央には、観光案内所のカウンターがあります。カフェスペースの中です。

f:id:nam_kid:20170603012020j:plain

右側の壁にずらりとパンフレットや冊子が並んでいるので、手に取ってお茶しながらどこへ行こうか計画するのもいいですね。

建物の中に多目的トイレもあります。外の広場にも設置されています。

 

屋外ステージ「ステージコフン」は、200人以上の観客を収容できるそうです。

f:id:nam_kid:20170603010617j:plain

使われていないときは自由に入ることができますが、客席側からは車椅子では降りられなさそうでした。ちなみにステージの屋根の上は、子供たちが遊べる巨大トランポリンが設置された「ふわふわコフン」です。

ステージコフンの周囲は芝生敷きの「多目的広場」となっていて、子供向け・大人向けの遊具がいろいろ設置されています。

f:id:nam_kid:20170603011230j:plain

子供向けのボルダリング。他にすべり台やブランコも。

 

f:id:nam_kid:20170603011344j:plain

ストレッチができるベンチ。こちらは大人向けでしょうね。

 

f:id:nam_kid:20170603011439j:plain

ぶら下がってストレッチできたりもします。

 

f:id:nam_kid:20170603011514j:plain

歩行用の平行棒。これを使えば私も歩けます。ふわふわの芝生を踏みしめるのはとても気持ち良かったですよ。

足元の丸いのは何かというと、説明書きがありました。

f:id:nam_kid:20170603011636j:plain

なるほど。チャレンジしてみてください。

芝生の上に寝転ぶ人たちもちらほら見かけました。気持ちいいでしょうね、次は私もぜひ寝転がりたいです。奈良公園と違って、鹿のフンを気にしなくていいですものね!

 

JR天理駅の高架下も、いろいろとリニューアルされています。

f:id:nam_kid:20170603013443j:plain

まずは、「南団体待合所」。

f:id:nam_kid:20170603012315j:plain

f:id:nam_kid:20170603012347j:plain

f:id:nam_kid:20170603012418j:plain

素敵すぎませんかこの空間…!

上の写真左奥に見えるのが、知育玩具などが完備されたキッズスペース。雨の日もお子さんと遊べます。

学校帰りにこんなスペースがあったら、絶対に友人たちと喋りまくってたんじゃないかと思います。

団体利用がない日のみ、自由に利用できます。ここでは飲食も可能ですが、ゴミは必ず自分で持ち帰りましょう。

f:id:nam_kid:20170603012729j:plain

めちゃくちゃオシャレ空間です。この奥はトイレで、オストメイト設備のある多目的トイレもあります。

 

以前は観光案内所があったというスペースに、「コフフンショップ」があります。

f:id:nam_kid:20170603013149j:plain

店内では、天理をはじめとした奈良県のいろいろな逸品が販売されています。

f:id:nam_kid:20170603013208j:plain

その日に入荷するという野菜は、何が入るか当日のお楽しみとのこと。私がひとりで訪れた5月の始めには、新たまねぎが販売されていました。

f:id:nam_kid:20170603013248j:plain

さっと炒めたり、みそ汁に入れたらとても甘くておいしかったです。

野菜は入荷のない日もあるそうです。

 

写真には撮れませんでしたが、高架下の一番奥には昔ながらの雰囲気を残す「天理ステーションストア」があります。地元に住む友人の勧めでコロッケをおみやげに購入したら、ものすごくおいしかったです…! ちなみにこのステーションストア内には授乳室やおむつ交換室、キッズスペースもあります。

 

広場の雰囲気も、カフェも、南団体待合所も、とにかくすべてがとてもすてきで、リラックスできる空間だと思いました。もし近所に住んでいたら、毎日通いたいくらいです。

 

cofufun.com