蓋なし急須、「ちゃーみる」。
急須には蓋がついています。そんなの当たり前ですよね。
体幹の力が弱く、左肘をテーブルについて身体を支えたい私は、たいてい右手だけで急須からお茶を淹れています。ちょっと横着に見えますが、人差し指でふたを押さえたりして。もちろん、最後まで注ぎきるほどに傾けると指では抑えきれないこともあるので、その時は左手を添えます。
ある日、友人から「こんな急須があるよ」と教えてもらったのが、蓋なし急須でした。
私が手に入れたのは、晶光園の「フタなし急須 ちゃーみる」430ml。開口部が広く、持ち手が長いのが特徴です。
使ってみて、その扱いやすさにビックリしました。持ち手の外側が膨らんでいるので、握りやすいんですね。そして、蓋のことを気にしなくていいのがこんなに楽だとは。
一般的な家庭用急須はカゴ状の茶こしに茶葉を入れることが多いですが、「ちゃーみる」は中にそのまま入れるので、お湯を注ぐと茶葉がのびのびと大きく開くんです。
茶こしは注ぎ口の内側にあります。
一般的な家庭用急須では、カゴ状の茶こしの中で茶葉がぎゅうぎゅうに開き、茶こしに葉や茎が刺さって洗いにくいことがありますが、「ちゃーみる」にはそんな心配がありません。
大きく開いた茶葉を、この細やかな茶こしがやさしく留めてくれるので、最後の一滴までしっかり注げます。
大きな開口部は注ぎ口がせり上がり、傾けても溢れません。
急須を洗う時には、上の写真で持ち手の右側にある、開口部を外へ引っ張って広げたような部分が、茶葉を掻き出すのにとても便利なんです。
すばらしい工夫ですね。
蒸らす必要のあるようなお茶には向かないかも知れませんが、自宅での日常的な使い方であれば、茶葉がしっかり開く分こちらの方がおいしく感じるほどでした。
「ちゃーみる」は、色や柄、サイズの種類が豊富なので、ぜひ検索してみてください。
同じように便利グッズとして私が愛用しているトングについて、以前に投稿した記事に写真を追加して更新しました。よろしければ併せてご覧ください。