車椅子、ときどき杖。

外出には車椅子を使っています。ときどき杖も使います。車椅子で訪れたスポットや、普通に歩いていた頃には気づかなかったいろいろや、便利だと思う道具について。

雪丸に会いに、達磨寺へ。

王寺町のインド料理屋さんへ行った際(拙ブログ:王寺町で、インド料理。)、JR王寺駅の改札に立っていたキャラクターがとても気になりました。

f:id:nam_kid:20150512211923j:plain

その名は雪丸

パンフレットが置いてあったのを友人が見つけて、手に取りました。

達磨寺に葬られている聖徳太子の愛犬で、王寺町のマスコットキャラクターとのこと。

達磨寺は駅から1kmほどの距離だと記されていたので、行ってみることにしました。

 

改札を出て右手に進むと、通路の手すり下に雪丸のイラストが描かれています。

f:id:nam_kid:20150512212600j:plain

 

駅を出ると、歩道に足跡マークがありました。ずっと先まで続いているのです。

これは雪丸の足跡で、たどっていくと達磨寺へいざなってくれる「雪丸ロード」なのでした。

f:id:nam_kid:20150512212326j:plain

なんだかちょっとわくわくしてきました。

 

足跡は葛下川の堤防を通ります。

f:id:nam_kid:20150512212730j:plain

 

足跡は途切れながらも、曲がり角や横断歩道など要所を押さえて続きます。

途中で、雪丸の大きな立像と「和(やわらぎ)の鐘」という時計塔を通ります。

f:id:nam_kid:20150512212945j:plain

後ろ姿も。

f:id:nam_kid:20150512213015j:plain

 

この大通りをしばらく進むと、左手前方に雪丸ののぼりが見えてきます。

f:id:nam_kid:20150512213157j:plain

f:id:nam_kid:20150512213257j:plain

 

達磨寺に到着です。

f:id:nam_kid:20150512213421j:plain

 

境内に入るのにはスロープがありますが、門を入った先のスロープは最後に段差があり、簡易型電動車椅子だと大車輪が空転しました。手動に切り替えて、友人に押してもらいました。

 

本堂は階段のみのため、上がっての参拝はできませんでした。ここには木造の聖徳太子坐像、達磨坐像(いずれも国指定重要文化財)、千手観音坐像が祭られています。


雪丸像の周囲も段差が高く、すぐ近くまで行くことはできませんでしたが、友人に写真を撮ってもらいました。

f:id:nam_kid:20150512221606j:plain

寛政3年(1791年)に出版された『大和名所図解』に描かれた当時の達磨寺に、この雪丸像らしき石造物が見て取れるとのことで、少なくともその頃からあるようです。雪丸聖徳太子の元で学んで、人の言葉を話し、読経もしたと伝えられています。

少し離れて見た石像もかわいいなと思いましたが、こうして見るとさらに表情がかわいらしいですね。

 

出るときに気づいたのですが、外のスロープ横のプランターにも雪丸がいました。

f:id:nam_kid:20150512222158j:plain

 

雪丸のホームページはこちら。

雪丸のはなし|雪丸印おんらいんしょっぷ [ 奈良県王寺町商工会 ]

トップページが準備中ですが、他のページはほとんど見ることができます。

 

Facebookもあります。ゆるキャラグランプリ2014で11位だったとは知りませんでした。

雪丸おさんぽタイムfrom王寺町 | Facebook

Facebookの投稿によると、本日、5月13日(水) 21:48~21:54放送の朝日放送「ココイロ」で達磨寺が紹介されるそうです。雪丸も出演予定とのこと。関西の方はぜひどうぞ。